昨日は聞いてるだけで気分が悪くなるニュースが流れてきました。
そのニュースとは、Will Baker が Full discharge で午後にリリースされた、というものでした。Will Baker という名前に聞き覚えがないと思っていましたが、Vince Li、Manitoba、Greyhound bus、Stabbing で、当時の記憶が戻ってきました。
この事件をご存じない方には、何のことなのかさっぱりわからないと思いますが、、、事は2008年に遡ります。
----- Vince Li が起こした事件 -----
2008 年に Vince Li はマニトバから長距離バスに乗り込みます。そこでたまたま同じバスに乗り合わせたサーカス団員の若者に突然ナイフで襲い掛かり殺害します。バスの乗員乗客が皆非難した後も、警察に逮捕されるまで延々と刺し続けていた、と言われています(更におぞましい情報もありますが、気分が本当に悪くなるのでここでは割愛します)。逮捕後に Li が語った動機とは「神の声を聞いた」「このサーカス団員の若者を殺せ、さもなくばお前がこの場で死ぬ」との事でした。Li は精神鑑定にかけられ、翌 2009 年にこの事件に対する責任能力がないと判断されました。
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Li はその後、薬物治療を受け、徐々に社会復帰をし、昨年の11月からは定期的な指導の下、ウィニペグで一人暮らし(!)をしていたようです。そして、今回、Full discharge (監視なしの完全自由)となったことで、全国版のニュースとなりました。
カナダには死刑がありません。それが良い悪いという事ではないのですが、この国に暮らす一市民として、隣人に、同じコニュニティーに、同じ市内に住む人にそんな過去があったら、と、想像するだけでどうしていいのかわからなくなります。
薬を定期的に取り続ける限り、問題行動を起こすことはない、と、いうことだったらしいのですが、不安は拭えないですよね。
ニュース記事によると、釈放後は母国の中国へ一時帰国することも計画しているようですが、数年はそのままウィニペグに住み、就職に向けて教育機関で新しい技能を身に着ける予定だそうです。
被害者の母親が I have no words と、コメントしているようですが、私も同じです。
未来ある若者(当時22歳)が何の理由もなく殺され、方や殺人犯は薬を飲み続けることを条件に今後一切監視されることもなく、何事もなかったかのように一般社会に復帰し、仕事に就くためのトレーニングまで受けることが出来る。なんだかやるせない気分になります。
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